【1口新クラブ設立】インゼルサラブレッドクラブ　特徴と魅力は

驚きのニュースでした。

株式会社キーファーズが愛馬会法人「インゼルサラブレッドクラブ」とクラブ法人「インゼルレーシング」を設立したというもの。これはビックニュース‼
新しいクラブの誕生から約2週間程経過して、このクラブについて検証してみたいと思います。

馬主名義となるクラブ法人インゼルレーシングの代表は（株）キーファーズ取締役の松島悠衣氏。同氏は「世界でも通用する競走馬の輩出を目指し、ホースマネジメントをしていく所存です。競馬における持続可能性を探究しつつ、老若男女問わずに愛される『夢』のあるクラブにしていきたいと考えておりますので、末永いご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とコメントした。

特徴は？　入会⇒出資はどうか？

【結論】魅力はある…が、一旦見送りか

・いわゆる大口と言われる『50口募集』、小口と言われる『500口募集』の2つに分かれています。募集馬によって募集の口数を使い分けるのは個人的には好きではありませんが、それによって会員価格が違うのは非常に良心的。具体的には、

入会金は1万1000円（税込）
50口募集：2,980円（税込）
500口募集：1,980円（税込）

と500口募集のほうが若干安い。これはいいですね。ランニングコストが1,000円違うと、大きいです。

もう一つ面白いのは、21年度募集の500口募集馬を全てパッケージしたInsel Fun Fund 2021ですね。全馬に出資できるパッケージ商品。
但しこのクラブのファンになろうとは思わないので、個人的にはそれほど魅力は感じていません。

入会金:3,300円（税込）
一口価格：18,440円（税込）
月会費：800円（税込）

となっています。

・牧場系ではなく、いわゆるバイヤー系と呼ばれるクラブですね。東京サラブレッドクラブやDMMバヌーシー等と同じカテゴリーと思われますが、そのラインナップについては結構な特徴があります。
　ノーザンファーム　６頭
　三嶋牧場　３頭
　社台ファーム　２頭
　クールモアスタッド　３頭（いずれも三嶋牧場育成）などほか５頭

生産牧場と育成牧場にノーザンファームの名前が並ぶのは、バイヤー系クラブが新規入会者を呼ぶための手の一つではありますが、日高の名門三嶋牧場も名を連ねているので、日高生産牧場ファンも呼び込みたいという意図が見て取れます。

ただ、やはり、何といっても最大の特徴はクールモアスタッド生産馬を買えること。これは他のどのクラブにもない魅力です。
一口馬主をやっていてマル外に出資することは出来ますが、クールモア生産馬に出資する機会は滅多にない機会。しかも、募集馬もディープインパクトの子供であるSaxon Warrior産駒というのも非常に魅力あるところですね。

・キーファーズの松島代表は武豊ジョッキーで凱旋門賞を勝つのが夢と公言しています。
今年の凱旋門賞も共同所有しているブルームに武豊ジョッキーが騎乗することが決まりました。
　
その為、武豊ファン（おそらく主戦は武豊ジョッキー）、そして何と言ってもクールモア産馬が欲しい人にはお勧め‼　でしょう。
僕もサクソンウォーリア産駒、ジャスティファイ産駒には惹かれるものがあり、価格設定もそれなりに良心的で、ニューワールドレーシングとか、立ち上げ当初のDMMのようなぼったくり価格ではないので、その点は大丈夫そう。
　ただ、残念な点は立ち上げたばかりのクラブなのでやむを得ないが、募集頭数は控えめなので、選ぶ楽しさはそれほど多くはなく、ピンポイントで刺さる人が入るクラブの印象です。
独自色もあって、結構面白いクラブだと思いますが…。

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ではまた！
ちなみに次週はスプリンターズSです！